予防接種の
ご案内

予防接種は免疫を作り出し、病気になりにくくするためのものです。妊婦さんが感染するとお母さんの症状が重症化するもの、お腹の赤ちゃんに感染し流産・早産、障がいといったリスクが高くなるものがあります。しかし、妊娠中に生ワクチンの接種はできません。生ワクチンで予防できる感染症においては、妊娠前に免疫をつけておくことがなによりも重要です。
そのため当クリニックでは、妊娠を考えている女性だけではなく、将来妊娠を控えるお子様にも接種を推奨しています。

ご予約について

クリニックまで直接お電話ください。

*未成年者のワクチン接種には保護者の同意が必要となります。
*接種日当日に保護者と共にご来院いただくか、問診票に保護者のサインが必須となります。サインがない場合はお断りさせていただきますのでご注意ください。
*原則、接種日の変更以外のキャンセルはお断りさせていただきます。ご予約をお取りいただく際はご注意ください。

※記載している価格は2026年7月1日時点のものです。変更となる場合がございます。

子宮頸がん(HPV)ワクチン

子宮頸がんとはヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスが長期にわたり感染することでがんになります。HPVは性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染し、日本では20代から増え始め、毎年約1万1000人の女性が子宮頸がんと診断されています(※)。そのため子宮頸がんに対しては子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の接種と、子宮がん検診を受けることが推奨されています。

※厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症とは」より

○ワクチンの効果

子宮頸がんの発生に関わるHPVと呼ばれるウイルスが長期にわたり感染することがんになると考えられています。子宮頸がんワクチンはがんを起こしやすいタイプ(HPV16型、18型)からの感染を防ぎ、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぐと言われています。

○起こりうるリスク

ワクチン接種後に、接種部位の痛みや腫れ、赤身などが起こる場合があります。 また、まれに重い症状がおこる場合があります。予防接種を受ける際は、ワクチンの有効性とリスクを十分に理解したうえでご判断ください。

○ワクチンの種類と接種スケジュール

子宮頸がんワクチンは、原則同じワクチンで3回接種が必要となります。当院では、シルガード®9の取り扱いがございます。

<1回目の接種を15歳までに受ける場合>
1回目の接種から6か月後に2回目の接種をします。
1回目の接種を15歳までに受ける場合
※1.1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。

<1回目の接種を15歳になってから受ける場合>
1回目の接種から2か月後に2回目、2回目の接種から4か月後に3回目を接種します。
1回目の接種を15歳になってから受ける場合
※2.この間隔で接種できない場合は、1回目と2回目は最低1か月間隔をあけて接種します。
※3.この間隔で接種できない場合、2回目と3回目は最低3か月の間隔をあけて接種します。

○接種対象(公費)

小学6年生~高校1年生相当年齢の女子
※2026年4月より、公費対象のワクチンは「シルガード®9」のみとなりました。
※「ガーダシル®」は2026年12月末をもって製造終了となります。新規での接種受付は終了いたしました。ご理解のほどよろしくお願いいたします。「シルガード®9」のみ対応しております。

百日咳

百日咳菌による感染症で、大人が感染しても咳が長引くだけで大事には至りませんが、子供、特に乳児が感染すると、ひどい咳で呼吸停止してしまうなど、命に関わることがあります。日本では3種混合ワクチン「トリビック」が使われています。
※副反応はおよそ半数の方に認めますが、その多くは注射部位の痛み、腫れ、かゆみ、発赤、熱感などで、重篤な副反応の頻度は高くありません。
※お母さんが妊娠中にワクチンを接種することにより、胎盤を通じて抗体が赤ちゃんに届けられ、お母さんも赤ちゃんも免疫がある状態を作ることが期待できます。生後6か月までの乳児を守るためには、過去の感染やワクチン接種歴があっても、妊娠のたびにワクチンをうつことが必要です。

赤ちゃんへの影響

生後6ヶ月未満の赤ちゃんは免疫力が弱く、この時期に百日咳菌に感染すると、高い確率で入院が必要になります。そのため、WHOの推奨もあり、米国、欧州などでは、全ての妊婦さんが妊娠中に百日咳含有ワクチンを接種することを推進しています。お腹の赤ちゃんのためだけでなく、お母さん自身の感染も予防できます。
※ワクチンは不活化ワクチンで、妊娠中に接種しても赤ちゃんには影響ありません。

接種スケジュール

妊娠28週~36週の間に1回接種

※抗体が赤ちゃんに届くまでに2週間程度要しますので、可能な限り妊娠33週6日までに接種することをお勧めしています。
帝王切開や計画分娩を予定されていて妊娠38週6日までに出産予定の方は、事前に医師へご相談ください。

費用

9,000円/1回

RSウイルス

RSウイルスはウイルス性肺炎の主な原因で、ほぼ全ての乳幼児が2歳までに感染するといわれます。「アブリスボ筋注用」というワクチンを妊娠中のお母さんに接種することにより、乳児期の赤ちゃんのRSウイルス感染による重症化をかなり減らすことができます。
※副反応として、約40%の方に注射部位の痛み、約30%の方に頭痛、筋肉痛を認めます。重篤な副反応の頻度は高くありません。
※お母さんが妊娠中にワクチンを接種することにより、胎盤を通じて抗体が赤ちゃんに届けられ、お母さんも赤ちゃんも免疫がある状態を作ることが期待できます。生後6か月までの乳児を守るためには、過去の感染やワクチン接種歴があっても、妊娠のたびにワクチンをうつことが必要です。

赤ちゃんへの影響

生後数ヶ月以内の乳児が感染すると重症化して、呼吸停止してしまうなど、命に関わることがあります。
※ワクチンは不活化ワクチンで、妊娠中に接種しても赤ちゃんには影響ありません。

接種スケジュール

妊娠28週0日〜36週6日までに1回接種
※接種後14日以内に出生した乳児に対しての有効性は確立していません。
抗体が赤ちゃんに届くまでに2週間程度要しますので、可能な限り妊娠33週6日までに接種することをお勧めしています。
帝王切開や計画分娩を予定されていて妊娠38週6日までに出産予定の方は、事前に医師へご相談ください。

費用

無料(公費負担)

※他院(県外)で接種を希望される場合、県外にお住まいで当院で接種を希望される場合は事前にお住まいの自治体にて手続きが必要です。詳細は自治体へお問い合わせいただくか、自治体ホームページにてご確認ください。

MRワクチン(麻しん・風しん)

【麻しんについて】

一般に「はしか」と呼ばれ、高熱、くしゃみ、鼻水、のどの痛み、目やにのあとに発疹症状が現れます。感染力が非常に高く、肺炎や、中耳炎、脳炎などの合併症を起こす場合があります。

【風しんについて】

発熱、発疹、リンパ節腫脹がみられますが、感染しても症状が出ないで治癒することも多いのが特徴です。

赤ちゃんへの影響

妊娠中に感染すると、胎児が難聴、先天性心疾患、白内障、精神運動発達遅滞などを伴う先天性風しん症候群を発症することがあります。妊娠初期の感染率は非常に高いですが、症状が出ない間に先天性風しん症候群を発症しているケースもあります。

料金

9,000円(自費)
※千葉市の助成対応可能です。
※妊娠を計画している場合は、妊娠2か月までの接種することを推奨します。また、妊娠予定女性のパートナーやご家族もワクチン接種を行い、風しんを流行させないことが重要です。

インフルエンザ予防接種

発熱や倦怠感、頭痛、のどの痛みなどが主な症状ですが、気管支炎や肺炎といった合併症や脳症など重症化する場合もあります。咳による空気感染で冬に流行する感染症です。マスク着用、手洗い・うがいを心がけましょう。

当院では妊婦様のみ接種可能です

インフルエンザのワクチンは不活性化ワクチンのため、妊婦様も接種することができます。妊娠中の感染は重症化や早産のリスクが高くなる場合があります。移行抗体により新生児をインフルエンザから守る効果も期待できます。妊婦様自身の予防だけではなく、赤ちゃんのためにも積極的に接種をしましょう。

料金

3,500円(例年10月頃より開始となります。)

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